日本最大の酉の市!「鷲神社」は熊手も屋台も楽しめる
11月の酉の日に行われる商売繁盛のお祭り「酉の市」。中でも「おとりさま」の愛称で知られ、毎年70〜80万人の参拝客を集める台東区下谷の鷲(おおとり)神社は、「関東三大酉の市」のひとつで「日本最大の酉の市」ともいわれる。そんな鷲神社の一の酉に潜入した。
毎年11月の酉の日に日本武尊(ヤマトタケル)をまつる神社を中心に、開運招福と商売繁盛を願って行われる祭礼「酉の市」。2019年は11月8日が一の酉、20日が二の酉となり、それぞれ前日が宵宮祭(前夜祭)だ。午前0時の一番太鼓を合図に始まり、丸一日24時間執り行われる。福を呼び込む熊手を模した「かっこめ」と呼ばれる縁起物を売る露店が境内に立ち、周辺一帯には約750店舗のさまざまな屋台が並んで大きなにぎわいを見せる。
写真左より参拝客でごった返す社殿、一つひとつ表情の違う「招き猫みくじ」
東京メトロ入谷駅から徒歩約7分、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩約8分に位置する鷲神社。駅を降りると熊手を持った人の波に気分が盛り上がるが、当日参拝を考えている場合はかなり手前から列が伸びているため、やや気合いと注意が必要かもしれない。叉木の左手に大熊手が見えるといよいよ鷲神社の境内となる。記者はあまりの混雑に参拝は諦めたが、社殿では大勢の参拝客が招福を祈願していた。ちなみにお隣の渡殿にはかわいらしい「招き猫みくじ」が。一つひとつ異なる表情から選ぶことができ、並べた端から次々と参拝客に引かれていく。