ラグビーW杯日本大会から学ぶ。 ホスト国の「おもてなし」どうする?
試合が行われたエコパスタジアム。静岡県の発表によれば、累計観客数は17万5000人にのぼった。
持ち込み問題、観客への給水所を設置
開幕序盤には、飲食物の持ち込みをめぐる話題が上った。前回のW杯と同様、飲食物の持ち込みは全面的に禁止。開幕戦となった日本−ロシア戦では、売店に長い列ができたり、食べ物が売り切れたりする事態が発生した。飲み物に関しては、高齢者や乳幼児の水分補給や、薬の服用などで水やお茶を水筒に入れて持ち込むことは認められたが、酒類やペットボトルに入ったジュースなどの持ち込みは禁止。ソフトドリンクが早々と売り切れるため、「飲み物はハイネケンしかない」との苦情も上がっていた。大会組織委員会は、4日目になり食品持ち込みの規制を緩和。水分補給に関しては、試合会場に無料の給水所を設置するなどの措置をとっていた。