銀シャリ「M-1王者の名にかけて」プロ活動弁士に真っ向勝負



 一方、漫才師に劣らぬトークで会場を沸かせる活動弁士たち。主演・成田凌らの活弁指導をした坂本頼光は「成田さんは音感もいいし稽古熱心だったので早々に自分の語りをつかみ、撮影のときは私も随行していたんですが何も言うことがなくて、すごく居づらかったです」と明かすと、高良健吾らに指導した片岡一郎は「高良さんの稽古に行くのがすごく憂うつだったんです。というのも、どんどん覚えていくので次に何を教えていいのか分からなくなってしまうつらさたるや。僕が習得するのに5年くらいかかった技術を高良さんは5分で…」と明かした。

 そしてお待ちかねの活弁披露では、プロ4人と鰻が、映画『カツベン!』のメイキング映像を使い、それぞれの持ち味を生かした活弁を披露。同じ映像を使いながらも、各弁士が自分で書いた台本をもとに、それぞれ全く異なる設定や展開を繰り広げ観客を楽しませた。大きな拍手の後に登場した銀シャリの2人は「すごいとしか言いようがない」とやや呆然。