佐藤寛太、飼育を担当した動物たちと再会できず「朝早すぎて寝ていた」



 口数の少ない役どころだったという佐藤。藤本から「真逆ですよね」と言われると「僕自身は口下手で不器用な男だと思っているんですけど」。すると即座に2人から「めちゃめちゃ話しますよ」「これまでの舞台挨拶も8割しゃべっている」と突っ込まれ「自覚症状がなかった」。監督が「カットがかかると一気にマシンガントークになるんですよね」と言うと佐藤は「我慢していました(笑)」。さらに監督が「佐藤さんはカットがかかると、良かったですかと聞いてくる。OKと言っても“だから大人って信用できないんですよね”って言うんです(笑)」と暴露すると、佐藤は「すぐOKっておっしゃるから。ウソですよね、と思って。今もその疑惑は残ってます」と言い張り、会場も大笑い。

 本作の撮影を通して「動物園への見かたが変わった」と言う佐藤。「他の動物園に行っても、ここではこういう取り組みを大事にしているんだなとか、飼育員さんはこんな思いでボードを作ったんだろうなとか、飼育員さんの目線にも気づけるようになった。皆さんもこの映画を見ると目線がいい意味で変わるんじゃないかなと思います」。監督も「僕自身の体験をかなりシナリオに反映しているんです。モルモットを見て、かわいい、と言ったときに獣医さんから、それも人間のエゴなんですけどねと言われたことがあり、それもシナリオに反映しました」。