山崎まさよしが尾野真千子に「こんなにおもろいねえちゃんとは…」

この日の舞台挨拶に登壇した北村、山崎、尾野、篠原監督(左から)

尾野「喋らないと死んでしまうんです」


 一方、尾野は「喋らないと死んでしまうんです。緊張をほぐすため。初めての方とお芝居するには緊張したままではできないので。そういう理由です」と“お喋り”を弁明。そして山崎について「関西の方なんで、お互いにおもろいこと喋れるのかなと思っていたら…、寡黙」、北村については「たくみんはロー。始めのころは“あたしのことあかんのかな?”と思うくらい」などととそれぞれ撮影時のエピソードを明かした。

 篠原監督は23年前に映画『月とキャベツ』で山崎を主役に抜擢。同作は山崎の映画デビュー作で代表作の一つとなった。今作については「今回はダークネスな部分を出してもらった。新たな魅力が出てきたのではないかと思う」などと話した。

 映画はある秘密を内包したまま進んでいくのだが、最後に山崎は「ネタばれ云々ありますが、僕はネタがばれていてもすごく楽しめる映画だと思っている。この映画を愛してやってください」と締めくくった。
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