ラグビー解説者の大西将太郎氏がW杯を総括【髙田横粂の世相談】

MCの麻生夏子、大西氏、髙田、横粂氏(左から)

日本のグループリーグ4勝と優勝南ア、準優勝イングランドをズバリ的中


 元ラグビー日本代表で解説者の大西将太郎氏が11月18日、11月2日に終了したラグビーのワールドカップ(W杯)を総括した。

 この日、大西氏は元総合格闘家でRIZINで解説を務める髙田延彦と弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏がMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。大会直前にも出演し、その時は髙田と横粂氏にラグビーの魅力を伝え、日本代表について「4勝で1位通過」、そして「優勝は南アフリカ、準優勝はイングランド」とこちらもズバリ的中させていた。

 大西氏は「最初はプールCが死のプールといわれていたが、結果的に予選突破が最後まで決まらなかったのは日本がいたプールAだった」と日本の4連勝には数字以上の価値があったことを示唆した。

 そして日本代表の印象的なシーンとして「台風の影響があってスコットランド戦の開催が危ぶまれたが、たくさんの人のご尽力で開催された。決着をしっかりつけようという試合で、日本ラグビー最大の試合だった。そこでの7万人による君が代の合唱はすごかった。それは僕の夢だった。そしてそのあと代表がみんながびっくりするようなプレーを見せてくれた。稲垣選手のトライの時の会場の雰囲気はすごかった。涙が出ました。トライの仕方が下手だったと言われているが、僕もあまりトライをする選手ではなかったので分かります。でも、あの時くらい笑っても良かったですよね」とプールAトップ通過を決めたスコットランド戦での勝利を挙げた。

 また大会全体については「今大会は高温多湿で汗で滑って、全チーム、ミスが多く、ベスト8からは気温が下がり心地よいスタジアムの雰囲気だった。これほど大会の間で気候が変わるのは日本以外ないので、独特の大会だった。ラグビー以外のハイライトもたくさんあった。カナダ代表の選手が釜石でボランティア活動をしたり。ラグビー以外のことも取り上げられ、結果としてラグビーの良さを引き出してくれた大会だった」などと振り返った。
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