ラグビーW杯日本代表の田村が今後について「そっとしておいて」

トークでは独特の田村ワールドを展開

「嫌な仕事だったら辞めてもいいと思う。自分の好きなことをやりましょう」


 この日は学生からの質問コーナーが設けられ「初心者に大学ラグビーに注目してもらうには?」といった質問が飛ぶと「明治が勝つことでしょ!」と一発回答。そして「でも見に来てもらうことしかなくない? 細々としたことを言ってもしようがない。見に来てくれたらビール1杯無料とか(笑)。初心者の方にはそれで呼び込んで“見て感じてください”としか言えない」などとアドバイス。

 注目している選手として「高校も一緒なので」とキャプテンの武井日向を挙げ、明治大学のラグビー部については「まだまだ力があると思うんで、もっといいラグビーをしてほしい。この前、慶応戦を見た。勝ちましたが、もっといいラグビーができると思う」などと後輩に檄を飛ばした。

 その武井が寄せたビデオメッセージの中での「プレッシャーのかかる中で平常心を持ってプレーできる秘訣を教えてもらいたい」というお願いには「準備はしていると思うので、あとは自分を信じ切ることだけ。僕はW杯の時は4年間、その前の4年間も入れれば8年間、やれることは全部やった。最後は楽しみながらワクワクしながら試合をしていた。そういう状態で試合ができる完璧な状況にすること以外、平常心でやる方法はないと思うので、練習をびしばしやらせてください」とこの日、代理でやってきたマネジャーに伝えた。

 そして会場に詰め掛けた学生たちに「これからみなさん、いろんな大変なこと、つらいことがあると思うが、まず自分の好きなことをやるようにしましょう。嫌な仕事だったら辞めてもいいと思うし、好きじゃないことを仕事にすることほどつらいことはないので、自分の好きなことをやりましょう。好きなことだったら全力でなんでも犠牲にできると思うので、自分の好きなことを100%全力でやってください。応援します」とメッセージを送った。