城戸康裕が改めて「ドーピング検査」導入訴える

ドーピング問題については一転、厳しい表情を見せる

「簡単にとんでもないパワーを手に入れる。こんなことが許されてはダメ」


 ドーピング問題については「オリンピックのアンチドーピングとかはものすごくレベルが高い。まだそこまでは考えていない。選手の私生活が急に変わるじゃないですか。さすがにそこまでは求めていない。例えばステロイドは選手生命どころか、その人の生命を短くする。それをK-1が検査しないということは容認していると見えなくもない。現在のキックボクシング系の立ち技格闘技ではドーピングチェックはやっていない。僕はK-1以外のいろいろな団体に上がっているんだけど、やっているところは一切ない。そこであえてK-1で最初にやることでインパクトにもなるし、K-1は違う。そういうこともちゃんとしている、と見られると思う。結局、ドーピングをすると急に強くなるということが普通にあり得る。リアルに3倍くらい強くなることがある。パンチを打つときに脳からの伝達のスピードが以上に速くなったりする。僕は体育大学なのでドーピングについてはすごく勉強した。そういうことは良くないし、ドーピングをした選手は還暦を迎えることはほぼ不可能と言われている。免疫力も落ちるのでいろいろな病気にかかる。なにが一番の被害かというと、ドーピングをやっている選手は自殺行為ですが、やられた選手が一番の被害を受ける。こっちは一生懸命練習しているのに、相手は簡単にとんでもないパワーを手に入れる。こんなことが許されてはダメだと思う」と改めて力説した。
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