【インタビュー】片寄涼太×橋本環奈 『午前0時、キスしに来てよ』“鼻かじキス”に“マスク越しキス”も!

[橋本環奈]ヘアメイク・森本淳子(GON.)、スタイリスト・鈴江英夫(H)、撮影・蔦野裕

『0キス』ならではの胸キュンシーン


 AB型が関係あるのかないのか、数々の胸キュンシーンを演じた2人だが「あまりテレはなかった」と振り返る。そんな印象的なシーンの1つが、楓が日奈々の鼻にキス…ではなく、鼻をかじる場面。実は本番まで、鼻をかじることは橋元に内緒だったという。

橋本「台本には“鼻にキス”と書いてあって、リハーサルまで鼻にキスするということになっていたんですけど…本番でかじられました(笑)」

片寄「もともと原作では“鼻かじキス”なんですよね」

橋本「私も原作では“鼻かじキス”のシーンだと知っていましたけど、台本には普通に鼻にキスをすると書いてあったので、実写ではやらないのかなと思っていたんです。それが本番でいきなり“鼻かじ”だったので…ん? かじった??って(笑)」
片寄「さすがに橋本さんも驚いていましたね。でも、そのリアルな表情が、すごくいいんです」

橋本「お芝居としても日奈々が驚く場面だったので、驚いている演技と素の動揺が相まって、映像を見てすごくいいシーンになっているなと思いました。片寄さんも、いい感じに鼻をかじっていて、漫画のシーンさながらでしたよね」

片寄「漫画はすごくきれいに描かれているし、漫画だから描けるものもあるから、実写にするとどうなるかなと思っていたんですが、すごくすてきで印象的なシーンになっていたので、挑戦させていただいてありがたかったなと思います」

橋本「人生で鼻をかじられたことなんてありませんからね。初“鼻かじり”です。そして今後もないと思います(笑)」

片寄「僕も人の鼻をかじることは、この先ないと思います(笑)」

『0キス』ならではの、かつてない胸キュンシーンとなっている“鼻かじキス”。

橋本「あれはまさに本作でしか見られないシーンですよね」

片寄「予告編では“鼻かじキス”の瞬間しか映っていないけど、僕はここにいくまでの流れも見てほしいんです」

橋本「確かに! 本作には胸キュンシーンがちりばめられているんですけど、そこまでの流れやその後とか、胸キュンシーンと前後のストーリーがつながっているので、その描き方に注目してほしいです。あと私、けっこう出会いのシーンも好きです。綾瀬さんの“おしり星人”が発覚する、衝撃的な出会い(笑)。ここは原作でもとても有名で、原作ファンの方も好きなシーンだと思います。実写でも、しっかり描かれているので楽しんでほしいです」

片寄「マスク越しのキスシーンも『0キス』ならでは、ですね。まさに、芸能人という設定だからこそのシーン。芸能人が外でキスをするとか、相当なことですから。一歩間違えばこうやってマスコミに…(笑)。でもそれをマスク越しでも、するわけですから」

橋本「あのシーンは少し遠くから撮っていて、向こうのほうに人が歩いていたりして、すごくリアリティーがありました」
片寄「映画を見る方にとってはドキドキする胸キュンシーンだと思いますけど、こっち側からするとドキドキどころかヒヤヒヤして仕方がない(笑)。そういうドキドキもありますけど、この設定ならではのドキドキがあるキスシーンだと思います」
橋本「確かに、スターと女子高生というこの設定じゃなかったら、マスク取ろうよ、となりますもんね」