髙田延彦「ケイプ戦は海にとってそんなにイージーな試合じゃない」【12・31 RIZIN】

29日大会はまだ見ぬ強豪に注目

ミスターベラトール、マイケル・チャンドラーの試合が見られて幸せ


 個々の注目カードとしてはまずは29日大会の「マイケル・チャンドラーvsシドニー・アウトロー」を挙げた。このカードはベンソン・ヘンダーソンの欠場でチャンドラーの相手が変更となってしまったのだが、髙田は「ミスターベラトールであるチャンドラーの試合が見られることは幸せなこと」と話した。続けてエメリヤーエンコ・ヒョードルの日本ラストマッチとなるクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンとの一戦も挙げた。

 また注目選手としマイケル・“ヴェノム”・ペイジ、ゴイチ・ヤマウチの名を挙げる。

 ペイジについては「とんでもない選手。相手をコケにしまくるパフォーマンスで超ヒール。めちゃくちゃ強いんだけどアンチが多い。手足が長くてテクニシャンの一方で変則的、テイクダウンを取られる前に相手を倒す、という唯一無二のスタイルを持ったファイター。相手の安西選手も強い選手だが、いけにえにならないように。恐らくマイケル選手のペースで試合が進んでいくと思う。このマイケルを生で見られるのは楽しみだしエキサイティング」

 ヤマウチについては「彼は卓越したグラップリングの技術を持っていて、一本勝ちが19ある。相手のダロン・クルックシャンクはストライカーでスタイルが真逆。どんな絡みを見せるか。ヤマウチ選手が一本取るのか、倒されるのか。互いに非常に高いレベルの技術を持った者同士なのでなおさら興味がわく。ヤマウチはクルックシャンクを捕まえることができるのか。あるいはクルックシャンクが捕まらずに離れながらヤマウチをKOするのか。ヤマウチはとにかく下になったら一本取ることができる選手。ヤマウチ地獄に持って行かれない中でクルックシャンクが仕留めることができるのか。全くスタイルが違う。それでいてともに最高峰のレベルを持つ同士。こういう試合は楽しみ」などと話した。

 対抗戦に出場する中村K太郎についても「相手はスコット・コーカーがウェルター級の次期コンテンダーと宣言している選手。ということはK太郎選手がチョークで絞め落とすようなことがあればベラトールのチャンピオンシップに大きく近づく。それも大きなモチベーションになる。この試合もスタイルが違う者同士。気になるカード」などと続けた。