朝倉海「僕の試合で今年を締めくくりたい」とメインを志願【12・31 RIZIN.20】

シャドーで軽快な動きを見せる

「客観的に見て俺のほうがすべてにおいて強くなっている」


 しかしケイプの実力については「明らかに強くなっているが、客観的に見て俺のほうがすべてにおいて強くなっている。特にボクシング技術がうまくなっていると思うが、テイクダウンディフェンスは成長していないと思う」などと分析。

 ケイプは前戦で元UFCファイターの水垣偉弥にKO勝ちしているのだが朝倉は「ボクシング技術がうまいと思ったが、水垣選手がああいう打撃は苦手にしていると思うので、ああいう展開になったのだと思う」と話し、フィニッシュシーンの右アッパーからの右フックについては「あれはケイプが得意としているコンビネーションなので気を付けないといけない。でもそこに合わせるカウンターも用意しているので問題ない」とこちらも盤石の態勢のよう。

 今年、大きく飛躍するきっかけとなった元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏のもとで現在も週3回ほどのペースで練習していることを明かし「パンチの打ち方からパワーからすべてが変わっている。今も成長の途中。10月の佐々木憂流迦選手との試合の時より、今のほうがうまくなっていると思う。内山さんにも“まだまだ伸びている。日に日によくなっている”とは言われています。でも完成形はないと思っている。ずっと成長途中。常によくなっていると感じている」などとさらなる成長を実感しているよう。またパンチが強くなったことで「相手のパンチが見える分、タックルへの反応も早くなった。パンチで圧力をかけられる分、テイクダウンも取りやすい。すべての部分で強くなった」などとその具体的な成果を話した。