1・5東京ドーム大会で引退のライガー「ジャイアント馬場さんと戦ってみたかった」
ポーズを求められたライガーはなぜかこのポーズ
全身コスチューム元祖の苦労を語る
この日のイベントはライガーの30年間の激闘を詰め込んだ6枚組DVD-BOX『獣神伝説~30年間の激選名勝負集~』の発売を記念して行われたもの。
冒頭にはサンタのコスプレで現れたグラビアアイドルの鈴木ふみ奈から花束を贈呈され、ライガーは一気にハイテンション。全身コスチュームでもそのはしゃぎっぷりが伝わるのがライガーの表現力の秀逸さでもある。
マスクマンに転向した当時のエピソードから引退試合となる1・4と1・5の東京ドーム大会についてまで歯に衣着せぬトークを展開した。
マスクマンになることについては「あまりにもブサイクなので自分の顔が嫌いだった。マスクマンになりたかった。顔を隠したかった」とまさかの発言。
これにはゲストとして出席した元ゴング編集長の金澤克彦氏が「僕はY選手(ライガーの若手時代)の表情が好きだった。一番、猪木さんに近いものを感じていたので、マスクマンになるのは反対の立場だった」などと当時、取材していた記者としての心境を語った。
またコスチュームについては「事務所でデザイン画を渡されて、お金は出すけど後は自分で作れと言われた。当時は全身コスチュームという前例はなかった。ゼロからのスタートでマスクを作っているところに行って、道場と工房を行き来しながら作った作った思い出がある」などと当時の新日本プロレスの大らかな雰囲気を感じさせる。そして「初めての試合はただ苦しかった。練習でそのコスチュームを着てやっていて、大丈夫だと思ったが、試合は全然違った。これは改良しないといけないと思った」と当時の苦労を明かした。