【インタビュー】瀬戸利樹 遅刻したら、スマホを使かったら…自殺催眠発動! 映画『シグナル100』


「橋本さんや小関くんはもちろん、全員から刺激を受けましたけど、生徒以外も含めるなら一番刺激を受けたのは、先生を演じた中村獅童さんです。本当に存在感がものすごくて。撮影はほぼ、物語の進行に合わせた順撮りだったんですが、冒頭から獅童さんの重みのあるセリフに圧倒され、そこから僕たちの戦いが始まっていく。やはりあのシーンを序盤に撮影できたからこそ、僕らの気持ちも入ったし、お芝居ではあるけど、ここからデスゲームが始まるんだと全員がはっきり意識したと思います」

 衝撃の連続に、息をもつけない。普段は“デスゲーム系”の映画は見るほう?

「竹葉監督も『バトル・ロワイアル』を見て、この映画を作りたいとおっしゃっていましたけど、僕もこういう系の映画は好きで、わりと見ています。『バトル-』もそうだし『悪の教典』とか、学園ものではないけど『ソウ』シリーズとか。『バトル-』で安藤政信さんが演じられた桐生は、今回ちょっと役作りの参考にさせていただきました。“心に闇を持つ”キャラクターをどう魅力的に演じるか自分なりに考えてみて、ほんの少し“色気”みたいなものが必要なんじゃないかと思い、まなざしや表情の演技でもそれを見せられるよう意識しました」

 かすかな色気すら感じる魅力的な“闇”を演じ切った瀬戸。普段の素顔は?

「普段はけっこうフワフワしています(笑)。よくしゃべるし、すぐ人にくっつきます(笑)。この撮影中も、よく一緒にいたサッカー部役の男子メンバー(小関裕太・甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大)たちにくっついていました。寒かったので温もりが欲しかったというのもあるんですが」

 ちなみに東京で女子とお出かけしてみたいスポットは?

「浅草デートとか、あこがれますね。お寺とか神社とか、座敷のあるお店とか。靴を脱いでリラックスできるお店が好きなので…あ、でも女性はそういうのイヤかな(笑)」

 放送中のドラマ「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」や、3月上演の舞台「あずみ」など、話題作が続き、目が離せない存在。一目見たら目が離せない“暗示”にかけられてしまうかも?

(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)