箕輪が悲願の世界ストロー級王座獲得「修斗やっててよかったー」【1・26 修斗】
仲山の右フックがTOMAに炸裂(撮影・堀田真央人)
仲山貴志が環太平洋フェザー級新王者に輝く
セミファイナルでは「環太平洋フェザー級チャンピオンシップ」が行われ、王者TOMAが2度目の防衛戦に臨んだが2-1の判定で挑戦者の仲山貴志が勝利を収め、新王者となった。
2人は2017年3月に対戦し、その時は仲山が勝利。TOMAは王座から陥落し、約3年ぶりのリベンジにも失敗した。
1Rはともにローで牽制し合う静かな立ち上がり。中心を取ってTOMAがプレッシャーをかけていく。探り合いから仲山が右ミドル、右ローを放つが単発。しかしラウンド終盤、TOMAの横蹴りに仲山が右ストレートをクリーンヒットさせる。仲山はTOMAの蹴りをつかんでテイクダウンに成功するが、TOMAは下から鉄槌にヒジ打ちですぐに立ちあがる。
2Rもセンターを取るのはTOMAだが、仲山は回りながらロー、ミドル。TOMAも左インロー。TOMAのキックのタイミングでタックルに行く仲山だったがテイクダウンにはなかなか至らない。
その後も仲山はパンチからタックルを狙うもTOMAは切って、テイクダウンは許さない。
3Rも仲山はテイクダウンを狙っていくが、TOMAはタックルを切り続ける。この攻防の中でTOMAが上を取り、パウンドを落とす場面もあったが、ここは仲山がすぐに立ち上がる。
ラウンド終盤、仲山がカウンターの左のパンチからタックルにいくがTOMAが切って、一瞬上を取るが仲山も小手を極めすぐに立ち上がる。
ともにフィニッシュに至らないまま試合終了。ジャッジは常に仕掛け続けた仲山を2人が支持。2-1で仲山が勝利を収め、王座を奪取した。
仲山は試合後のリングで「練習を支えてくれた、仲間、家族、すべての人に感謝します。仲間を信じるってこういうことなんだなって、最近気づきました。もう30ですけど。このベルトは昔、田村(彰敏)さんが持っていた。津田沼に持って帰ることができて良かった。いろいろやることはあるんですけど、修斗は世界一だと思ってるので、引き続き応援よろしくお願いします」と挨拶した。