キスマイの横尾、宮田、二階堂、千賀の舞台開幕!「最後までやり切りたい」



 2018年4月に同じメンバーで、人生における選択と、最終的にその人生がどのよう末路を迎えることになるかを描いて話題を呼んだドラマを、設定を一新して舞台化したもの。プロのカメラマンを目指す盲目の兄と兄を支える弟がある選択をすることで、その後が大きく変化していく様子を見せる。横尾と千賀が月 Side、宮田と二階堂が海 Sideと2組に分かれて上演。兄を横尾と宮田、弟を千賀と二階堂が演じる。

 舞台前半は2組とも同じストーリーを演じるが、後半はストーリーが分岐する。プレスコールでは、それぞれの組の同じ台本の部分と分岐してからのパートが部分的に公開されたが、同じ部分でも受ける印象はずいぶんと違った。

 これまで海と月で別々に稽古をしてきたそうで、「蓋を開けてみたら全然感じが違いましたね」と宮田。二階堂が、横尾の演技を見た宮田が分からなくなっちゃってると明かすと、宮田は「自分が捉えて来た敏幸(としゆき)という役と横尾さんが捉えた役が違っていて……同じ脚本でも、人が違うとこんなにも違うんだと思った」。そんな宮田に横尾は「最初にやらせてもらって良かった」と、ほっとした表情だった。

「そもそも兄弟役をやるというのが初めて」と、千賀。「ただ普段から(横尾は)お兄ちゃん的なポジションだと思っているので結構すぐ入れました。(宮田と二階堂の)2人のほうが大変なんじゃない?」。

 二階堂は少し笑って「……(宮田は)お兄ちゃん感がゼロじゃないですか。この話をいただいてから、キスマイ、舞祭組(ブサイク)の宮田俊哉じゃなくて、お兄ちゃん宮田俊哉を常日頃思っていました……まだみえていないですけど」。

 宮田は「今見えてないとやばい」としたうえで、「お兄ちゃんを引っ張っていく弟、サポートしていく弟という意味では、キスマイでの感じとハマっていると思います。ただ、年が上なだけ」と笑顔で説明した。