東京メトロが女子駅伝部創設! 東京大学との共同研究も
部員は青山由佳(千葉・市立船橋高)、雨宮氷奈(茨城・水城高)、高松いずみ(長野・長野東高)、向井智香(愛知・名城大)の4名で、チームの愛称は「東京メトロ マーキュリー」。2020年度はトラック競技を中心に国内外で活動し、2021年度のプリンセス駅伝に参戦する。
向井は「新チームとして、まずはみなさんに知っていただき、応援される選手・チームに成長できるよう、みんなで切磋琢磨して、走りで恩返しをすることが目標」と、意気込んだ。
監督はアトランタオリンピックの5000メートルで4位入賞、1998年のアジア競技大会3000メートルで3位などトラック競技で成績を残してきた志水見千子。1997年のアテネ世界陸上のマラソンで優勝などの鈴木博美がアドバイザーを務める。
リクルート時代に小出義雄監督から指導を受けた志水監督は「小出監督や周りの方々のおかげで世界という夢を持ち競技生活を送ることができました。選手にも、世界という夢を持てるような指導をしていきたいと思っている」とし、「個々の力をひとつずつ最大限に引き出して、クイーンズ駅伝優勝を目指したい。選手には、それぞれの“らしさ”が垣間見れるようなレースをしていってほしい」と、話した。
東京大学スポーツ先端科学研究拠点とは「陸上長距離種目における女性アスリートのコンディショニングに関する研究」などを行っていく。乳酸測定を中心にした選手の能力・状態の評価や、女性アスリート外来と共同した障害予防およびコンディショニング、高地や低酸素トレーニング、バイオメカニクスなど競技力の向上に関するトレーニングメソッドの検討などを行うという。