斎藤工の撮影の活力は“赤ちゃんパワー”!
1964年時の聖火リレーの映像をバックにトーク
聖火ランナーは、人生最大のミッション
聖火ランナーとして初日に福島を走ることについては、「僭越ながら」、「神聖な役割に僕みたいな人間が走っていいのか」と斎藤らしい謙虚なコメントが続いた。また、かつて聖火ランナーを務めたことのある江島が「聖火ランナーは走ることより、沿道の方への伝道の意味がある。最近は厚底シューズが話題ですが、私はなるべく進まないように、なるべく薄い靴底のシューズで一歩一歩大事に走りたい」と言えば「“薄底シューズ”という考え方は新しい。一歩一歩味わって、走ると歩くの境界線で、後ろから煽られるくらいで味わいたい。ただ聖火ランナーとして走るのではなく、自分なりの想い、自分なりの歴史がある道を走らせていただくことは、人生最大のミッションなんじゃないかと思っている」などと語った。
また斎藤は主宰するcinema birdの活動について触れられると「劇場環境が周りになく映画館で映画を見たことのないお子さんが本当に増えていて、特に被災地のお子さんには当たり前に映画体験をしてもらうために1日限りの映画館を作っている。そういった活動を震災後に始めたことがライフワークとしてやっていること。これまで地元の方たちと開催してきたので、一方的に他県から持ち込んだのではなく、ともに作り上げてきた絆がありますので、本当にありがたい」と福島への想いを語った。