武尊が立ち技格闘技界を統一して「K-1最強」証明へ【3・22 K’FESTA.3】

強烈な左ミドル

28歳、まだまだ進化中


 またアメリカ合宿での成果として「今まではパンチでしか倒せない感じだった。蹴りも蹴られるけど、蹴りで倒すということはあまりなかったが、スパーリングをやっていてパンチ以外の攻撃も増えたなと感じている。試合になったらどれで倒せるかは分からないけど、これで倒せるんじゃないかな?とか効かせられたな、という攻撃が今までよりバリエーションが増えてきた」などと“倒せる技”を多く身に着けられたことを挙げた。そして「今、20代後半になって、ここから自分を伸ばしていくには横幅を広げることだと思っている。それをやり始めて“まだ強くなれるんだ”と感じられるようになった。最近、(卜部)功也君にも見てもらうようになって、そういう幅というか技術の面でも向上して、まだ強くなれるなと感じられるようになった」などと28歳にして、衰えることのないあくなき向上心を語った。

 20代後半になって変わったことについては「頭を使うようになった。昔はパンチを打つときに考えてなかった。それはそれで、直感で動くという意味では今でも考えずに打つ攻撃は大事にしている。それプラス、頭が使えれば効率的にもっと強くなれるし、余計な攻撃を受けないで勝てるな、と最近思い始めている。“どこかで進歩が止まってしまうのでは”と心配しながら現役を続けているが、今年に入って、“まだこんなに伸びるんだな”ということを感じて、今回はそれを試せたらいいなと思う」などと話した。