染谷将太、『麒麟がくる』で信長!「ピュアすぎるがゆえに狂気的」
前回「帰蝶の願い」の最後でちらりと姿を見せたが、いよいよ本格登場となる。
信長を演じることについて、染谷は「まさか自分が織田信長役を演じる日が来るなんて思ってもいませんでした。『革新的な織田信長をゼロからつくりたい』とスタッフの方からお聞きし、新しい織田信長 を演じられるという喜びと同時に責任も感じています」。
長谷川博己演じる明智光秀しかり、『麒麟がくる』は、これまでにさまざまな作品によって創り上げられてきたイメージとは異なった印象の人物になりそうだ。
「織田信長はとても好き」という染谷は、「これまでの大河ドラマの印象もありますが、うつけもので、ちょっと荒くれ者で、 カリスマ性があるけど、謎。えたいのしれない、化け物感みたいなものを感じていました。 「麒麟がくる」の織田信長は、とてもピュアな少年です。ピュアすぎるがゆえに狂気的に見えてしまい、周り からは理解されず、孤独になっていく人物です。ぶれないピュアさを根底にもっていますので、それを死ぬまで ずっと持ち続けたいと思っています」
共演者もまた、既存のイメージとはことなる信長に期待を寄せている。
「みなさんが思い描いているこれまでの織田信長像とは全く違うと思います。『麒麟がくる』の物語の中に生きている“一人の人間”として、フレッシュな気持ちでご覧いただき、「あ、これも織田信長だね」と思っていただけるとうれしい」と話している。
8日放送の「同盟のゆくえ」では、尾張の海辺で織田信長を目の当たりにした光秀は、この男に帰蝶(川口春奈)を嫁がせていいものかと葛藤する。ただ、母・牧(石川さゆり)は美濃の国の行く末のことを一番に考えることが大事だと告げる。光秀が自分の気持ちにこたえることがないと分かった帰蝶は、光秀の口から「尾張に行って美濃にない海を見るべきだと、背中を押してほしい」と条件をつける。
『麒麟がくる』は、毎週日曜、NHK総合で午後8時、BSプレミアム午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。