那須川天心が新型コロナで閉塞感のある日本に「僕の試合でみんなに勇気や感動、元気を与えたい」

閉塞感の漂う日本や世界に風穴を開ける意欲を見せた那須川

「今年こそはどこか海外で試合ができれば」と海外進出視野に


 新型コロナウィルスでさまざまなスポーツやイベントが中止になっていることについては「やはり(みんな)元気がないですよね。日本だけじゃなく世界中がそのことだけにとらわれているというか。“コロナウィルスだからできないんだ”とかではなく、“こういう状態でもやろう”というような、やる気の起点になるような人になりたいという思いはあるので、こういう状況でも僕の試合を見て、“俺も頑張れる”“勇気をもらった”というように“この状況だから”ではなく、“この状況を変えてやろう”と思ってくれる人が増えてくればいいなと思っているので、そういう雰囲気を変えたいと思っている」などと自らの試合で閉塞感の漂う日本や世界に風穴を開ける意欲を見せた。

 また今年最初の試合にあたり2020年の目標として「とりあえず、ワールドASIAシリーズの55kgの挑戦者と戦うのが一番大きなイベントかなとは思っているが、いきなり大きな試合が決まることもあるかもしれない。あとは海外で試合をしたいということはずっと言ってきたので、今年こそはどこか海外で試合ができればと思っている。日本の中だけでとどまっていても仕方がないという部分もあるので、日本の代表として世界と戦っていくというのもストーリーとしては面白いのではないかと思うので、そういった世界を作っていきたいと思う」などと海外進出を口にした。