木村ミノルが「グレゴリアン、アラゾフとも全然やりますよ!」【K-1】

傷一つない顔で会見に現れた木村

「世界各地の王者がこのタイトルを争う状態にしたい」


 K-1の解説を務める魔裟斗からは、新生K-1になってからの王者であるマラット・グレゴリアンやチンギス・アラゾフとやってほしいとの言葉があったのだが「全然やりますよ、僕は。アラゾフは苦手なタイプだけどグレゴリアンは今すぐにでもやりますよ。そういうふうにしてもっと70kgも凄い状態にしたい。世界各地の王者がこのタイトルを争う状態にしたい」と強敵との対戦も視野に入れているよう。

 木村は前日計量後の記者会見を体調不良で欠席したのだが、改めて「もちろん作戦です(笑)。ちょっと体調が悪かったのもあるんですが、だいたいは作戦です。トーナメントで一人だけ体調不良でいないとなると、みんな“あれあれ?”ってざわつくじゃないですか。そうするとみんなのマインドに僕のことが刷り込まれるので、僕の日になりやすい。だからいないほうがいいかなって。そこで喋るよりはみんなより早く回復に努めたほうがいい。トーナメントなので、ずるさも賢さも必要かなって(笑)」と作戦込みであったことを明かした。

 また試合後のリングで兄貴分の久保優太に「おめでとう、よかったね」と祝福されたことや、試合後に魔裟斗に「なんでそんなに強くなれたの? 凄いね」と声をかけられ、プロボクシング世界三階級制覇王者のホルヘ・リナレスと魔裟斗に挟まれ写真を撮ったことを明かし「それがなによりもうれしいお祝いでした」と笑顔を見せた。
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