「格闘代理戦争」卒業生の松本日向と橋本実生がともにプロ初のKO勝ち【3・28 Krush.112】

橋本(右)と豊田のパンチが交錯(撮影・堀田真央人)

橋本が豊田に2RKOでプロ初勝利


 その後、流れたカードがあったことから橋本の試合は本戦第1試合にラインアップされ、この日を迎えた。

 折からの新型コロナウイルスの感染防止のためプロの格闘技興行では初となる無観客試合という異様な雰囲気の中、試合開始。

 橋本は1Rからプレッシャーをかけて詰めてパンチを放っていくが、相手の豊田優輝(B.W)は下がりながらも右フックに右ミドルを的確に当てていく。

 2Rに入っても橋本の勢いは止まらないが、豊田も巧みにパンチをかわし、クリーンヒットは許さない。しかし橋本は打ち合いから右フックでダウンを奪う。立ち上がった豊田に橋本がラッシュ。橋本の左ストレートで豊田のあごが上がるが、ここは踏みとどまる。最後はプレッシャーをかけて下がらせたところで橋本が左ストレートを打ち抜き2度目のダウンを奪い、KO勝ちした。