大将戦で古宮晴が判定勝ちも「全然自分の実力が出せなくて悔しい」【4・4 KHAOS.10】

古宮(右)はコーナーに詰められながらも右ストレート(撮影・蔦野裕)

対抗戦は格闘代理戦争が4勝3敗


 2Rも前蹴りで目黒を中に入れさせない古宮だったが、目黒はプレッシャーを強め左右のフックで古宮を脅かす。しかし古宮は飛び二段蹴りを放つなど多彩な蹴りで目黒を翻弄。このラウンド、目黒は鼻と口から出血。

 インターバルでセコンドの山本優弥に背中をバシッと叩かれ気合をつけられた目黒は3R開始からプレッシャーを強めて古宮を追い込んでいくが、古宮はここも左に回って攻撃をかわすと右ハイからパンチの連打。目黒もパンチの連打で反撃。ラウンド終盤はともにノンストップでパンチを打ち合うが決定打を放つことはできず試合は判定に。判定はジャッジ3者とも30-28で古宮を支持した。

 この勝利で格闘代理戦争が4勝3敗で対抗戦を制した。

 古宮は試合後のマイクで「代理戦争組が3勝3敗で回ってきて、最後いい試合で締めないといけないと思ったが、全然自分の実力が出せなくて、こんな形で終わってすごく悔しい。これからもっとどんどん強い選手とやってレベルアップした自分を見せていけたらいいなと思っています。今日はありがとうございました」と勝利にも笑顔は見せなかった。