男性15歳「付き合っても、すぐに楽しくなくなることは分かっているのに恋愛感情を捨てきれません」【黒田勇樹のHP人生相談 118人目】

【黒田勇樹】「理想通りの恋愛」なんて出来やしません! でも、してみたらいいじゃない。


 相談ありがとう!

 もう、ざっくり結論から行くけど「理想通りの恋愛」なんて、出来やしません!

 恋愛はね!?“2人”でするモノなの。一方の理想が完全に叶うことは、無いんです。

 ライダー好きの女の子と今後出会う確率とか、その子がライダー好きになる可能性とか、そんなのはどの程度かわかりませんが、今、その子と出会って恋愛が出来るかもしれない可能性は、この瞬間しかないんです。

 とりあえず、してみたらいいじゃない。

 女心なんて一瞬で変わるから、来年、いや、来月もその子が相談者さんの彼女候補でいることなんてないんだよ?

 4月なんて、新生活始まるから、新しい出会いもいっぱいあって、すぐどっか他の誰かに持ってかれちゃうよ!

 多くを望まず、付き合ってみてから「自分がしたい恋愛」とか「相手のしたい恋愛」とか、いっぱい話し合って、試行錯誤しながらお互いの出来る範囲で関係を構築していく。

 根本的には、こういうコミュニケーションがスムーズに取り合えるのが「最良のパートナー」になりうる人だから、「いいな」と思える相手が見つかったら、まずは付き合ってみて、そこからは根気強く相手を理解する努力を続けること。

 相手の女の子にも相談者さんを思いやる気持ちがあれば、そういう姿を見せることで、理解を深める努力をしてくれるはずです。

 恋愛はね、望むものでも求めるものでもなくて、創り上げていくものなんですよ!

 そして、永遠に今の関係が続くこともないということ。

 この瞬間、勇気が出せなければ、二度と手に入らないものがいっぱいある。

 若い子にこんなこと言うのは酷かもしれませんが、大体の恋愛は失敗するから、まずはここで経験値を上げて、未来の素晴らしい恋愛に備えましょう。

 この1回目で一生添い遂げる様な相手に出会えたら、それこそ最高なワケだし。

「出来る」「出来ない」で考えて足踏みするより「してみてから、なるようになっていく」のを楽しんでみて下さい。

「理想」なんて吹っ飛ぶぐらい、恋愛って素晴らしい体験だから!
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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