新型コロナウイルス感染拡大でスポーツ界は延期と中止の嵐


 3月に行われた春場所を無観客で行った日本相撲協会は4月3日に臨時理事会を開き、夏場所(両国国技館)と名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)の2週間延期を決めた。夏場所は初日が5月24日で千秋楽が6月7日、名古屋場所は初日が7月19日、千秋楽が8月2日となる。夏場所は通常開催を目指しながら、無観客での実施や中止を含め、状況に応じた変更も検討していく。

 格闘技界も大会の延期と中止が続いた。3月22日にさいたまスーパーアリーナで年間最大のイベント「K’FESTA.3」を開催したK-1グループは3月28日の「Krush.112」(東京・後楽園ホール)、4月4日の「KHAOS.10」(東京・新宿FACE)の2大会を東京都と会場との協議の末、無観客試合で行ったが、緊急事態宣言を受け、4月25日に開催予定だった「Krush.113」(東京・後楽園ホール)を5月30日に延期した。

 また、RIZINも4月2日に榊原信行CEOがYouTubeで会見を行い、4月19日に神奈川・横浜アリーナで開催の予定だった「RIZIN.22」と正式発表前だった5月17日の仙台大会の中止も合わせて発表した。今後については東京オリンピックが延期となった7~8月に「東京オリンピックの弔いとなるような格闘技のメガイベントを開催したい」と語るなど、新型コロナ収束後に向けたプランをぶち上げた。
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