IOCのコーツ氏が新型コロナの収束について「日本を信じている」
この日の会見はYouTubeライブで行われた(Photo by Tokyo 2020)
新型コロナ対策では日本にプレッシャー?
また選手村については武藤氏は「来年も選手村として使わせてほしいと東京都をメインに話を進めているが、まだ結論には至っていない」と明かした。競技会場については「現在、43会場あるが、同じ会場を使いたいとお願いしているところ。一応、話し合いをしつつある。まだ具体的に結論が出されたり、無理という話が出て来ているわけではない。これは所有者のある話。まだ今の質問に答える直接答える結論は出ていない。今、話し合い中」と話すにとどめた。
新型コロナウイルス対策についてはコーツ氏は「日本や世界がパンデミックとの戦いにどう成功するのかによっても変わってくる。一般的なガイダンスとしてはWHOに要請された措置に従うということ。まだ確たることをいうのは時期尚早」とした。
来年夏のパンデミックの収束に悲観的な見方がある中の1年延長について、開催可能と判断した根拠を問われると「来年の春というアイデアもないではなかったが、できるだけ長い時間を置くということで2021年の夏という決定になった。国によって取られている措置が違うので新型コロナの発生の状況のカーブは国によって違う。日本はWHOと保健当局の指示に従って、きちっとした措置を取ると信じている。その状況はモニターしていきたい。とにかく一番大事なのは選手と観客の安全と健康。それを守りながらできるだけ長い時間を置いた」などと日本政府の対策を注視していく姿勢を見せた。