9月入学・新学期、賛成は53%「大人だけが勝手に議論を進めている」10代向けラジオ番組でアンケート



 番組ではアンケート結果の発表とともに、番組特設掲示板に寄せられた、賛成派・反対派の意見を紹介しつつ、投稿した生徒に電話をつないで、生徒たちと一緒に考えた。

 賛成派の意見としては、「海外への就職/留学がしやすくなるのはいいと思う」(16歳)、「ひょっとしたら、できなかった行事や部活の最後の試合が復活するかもしれない」(14歳)。一方、「受験/就職のやり方が変わることが不安」(17歳)、「準備が整っていないのに振り回されて自分たちの未来がぐちゃぐちゃになりそう」(14歳)といった不安の声があがった。また、「9月入学の件は大人だけが勝手に議論を進めている。一番左右されるのは子供なのだから、勝手に話を進めるのは違うと思う。」(12歳)と、”当事者”の意見が反映されていないとの訴えもあった。

 この日はまた、毎日教育総合研究所の澤圭一郎代表が出演し、9月入学・新学期の議論が浮上した経緯や、40年前からこの議論があること、なぜ実現しなかったか、メリット・デメリットについても解説した。

左から、さかた校長(坂田光・サンシャイン)、こもり教頭(小森隼・GENERATIONS)


 番組では、新型コロナウイルスの影響で、休校や部活の休止、外出自粛、さらにはインターハイの中止など、リスナーである10代の生徒たちもさまざまな制限を余儀なくされていることから、自宅で過ごす学生たちから「今、何して過ごしているか」、「この期間をどうやって過ごしていくか」、また、「インターハイ中止に思うこと」をテーマに運動部の学生たちの声を聞いている。

『SCHOOL OF LOCK!』は10代向けワイド番組。4月からは、さかた校長(坂田光・サンシャイン)、こもり教頭(小森隼・GENERATIONS)がパーソナリティを務めている。TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネットで放送中。


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