マスクで酸欠や熱中症リスクも。夏のコロナ対策どうする?医学博士に聞いた
換気は夜間こそ大事
感染予防のため、定期的な窓開け換気などを意識した人も多いだろう。だが、気温の高い日が増えるこれからの時期、一日中部屋を閉め切ってエアコンを付けっぱなしにしてしまう事も多いのでは。閉め切った部屋など換気の悪い場所では、空気が知らず知らずのうちによどんでしまうため、1時間に5~10分程度など定期的に換気をして、部屋全体の空気を入れ替えることが大事だ。
そして、意外と見落としがちなのは、夜間の換気。熱中症の観点でも夜は重要だ。昼間の熱が壁を伝わってゆっくり室内温度を上げること、睡眠中は体温調節機能が低下することから、熱中症の危険度は夜間により高くなるという。「熱中症にならないためには、空調機は寝ている間こそ利用しなければなりません」と新井教授。エアコンとともに、換気扇や24時間換気システムのスイッチをオンにして、夜間も部屋の空気を循環させたい。
新型コロナウイルスの対策を前提とした「新しい生活様式」が求められるなか、これまでのやり方にとらわれて熱中症や酸欠を起こしてしまっては、本末転倒だ。季節に合わせた対策を取り入れることで、より安全に夏本番を迎えたい。
感染予防のため、定期的な窓開け換気などを意識した人も多いだろう。だが、気温の高い日が増えるこれからの時期、一日中部屋を閉め切ってエアコンを付けっぱなしにしてしまう事も多いのでは。閉め切った部屋など換気の悪い場所では、空気が知らず知らずのうちによどんでしまうため、1時間に5~10分程度など定期的に換気をして、部屋全体の空気を入れ替えることが大事だ。
そして、意外と見落としがちなのは、夜間の換気。熱中症の観点でも夜は重要だ。昼間の熱が壁を伝わってゆっくり室内温度を上げること、睡眠中は体温調節機能が低下することから、熱中症の危険度は夜間により高くなるという。「熱中症にならないためには、空調機は寝ている間こそ利用しなければなりません」と新井教授。エアコンとともに、換気扇や24時間換気システムのスイッチをオンにして、夜間も部屋の空気を循環させたい。
新型コロナウイルスの対策を前提とした「新しい生活様式」が求められるなか、これまでのやり方にとらわれて熱中症や酸欠を起こしてしまっては、本末転倒だ。季節に合わせた対策を取り入れることで、より安全に夏本番を迎えたい。
新井 潤一郎氏
ダイキン工業株式会社テクノロジー・イノベーションセンター
プロフェッショナルアソシエート 医学博士
1979年 東北大学理学部卒業
企業の研究員、通産省工業技術院主任研究官を経て、入社
福井大学産学官連携本部客員教授兼務
ダイキン工業株式会社テクノロジー・イノベーションセンター
プロフェッショナルアソシエート 医学博士
1979年 東北大学理学部卒業
企業の研究員、通産省工業技術院主任研究官を経て、入社
福井大学産学官連携本部客員教授兼務