次亜塩素酸水はアルコールや塩素と何が違う?はじめて使う人が知るべきこと【WITHコロナ】

特許技術に採用された「静電場濾過製法」とは
「OXシリーズ」の開発経緯を教えてください。

 鬼武:これまでも製品化されていた次亜塩素酸ですが、分子構造が不安定で、製造後3〜6ヶ月で効果がなくなってしまうという欠点がありました。私どもは5年ほど前に、研究者である熊倉淳一氏と監物秀樹氏とご縁があり、電気を当てて分子を安定化させる技術「静電場濾過製法」に出会ってから、長期保存に向いた次亜塩素酸水の商品化ができないかと開発に乗り出しました。その後、一年弱ほどの期間をかけて、熊倉氏と監物氏の技術が特許採用され、現在に至ります。当社はこれまでインターネットを中心に炭酸水の製造販売をしており、大量の飲料用純水と衛生環境の整った製造設備を所持していましたので、主に製造・販売面でお任せいただいています。

現在、様々な次亜塩素酸水を目にします。「OXシリーズ」は、新製法の次亜塩素酸水ということですが、そのほかのものと何が違うのでしょうか。

 鬼武:未開封状態で劣化するしないというところですね。また、次亜塩素酸水は有機物に触れることで除菌し水になる特性があるのですが、 静電場濾過製法で作られるOX(G)ミストは不純物がほとんど残りません。次亜塩素酸は、微酸性であるpH5付近で残存率が最大となりますが、pH4の炭酸水などで原液希釈すれば、生成直後は値の高い次亜塩素酸水が作る事ができます。ただそれだけですと同時に、液中に不純物が残っている状態ですから、遮光して紫外線を当てないようにしても、時間とともに劣化してしまうものなんですね。生成時の値を保っているとは限らないということです。OXシリーズの次亜塩素酸水は、特殊な静電気で引っ張ってくるような形で生成時に残留する次亜塩素内の不純物を取り除くことによって、純粋な次亜塩素酸水を作り出すことができました。劣化すると言われている大きな原因は、実は紫外線だけでなく次亜塩素酸水内の不純物に反応してしまう点なのですが、これを取り除くことで安定化させています。当社の検査では、未開封状態であれば2年経過後も96%ほど値を維持できているという結果でした。

「OXシリーズ」のご家庭での活用シーンを教えてください。

 鬼武:「OX MIST &SHOWER」 は、スプレータイプの次亜塩素酸水です。50ppmと100ppmの2つの濃度があり、50ppmの「OX MIST(オックスミスト)」は、調理器具や食器、赤ちゃんのおもちゃなどにおすすめで、より強力な消臭・除菌効果のある100ppmの「OX SHOWER(オックスシャワー)」は、洗いづらい大きな家具やエアコンのカビ集、たばこの臭いが強い車内などに適しています。また、「OX MISTPOD(オックスポッド)」は、お手軽に使っていただける加湿器です。6畳ほどの広さに対応しており、USBに繋いで使えるので、デスクに置いたり、車に乗せて使っていただけます。
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