遠藤哲哉が田中将斗を破ってKO-D無差別級王座を奪還【DDT】

田中の場外へのスーパーフライ
最後は遠藤のシューティングスター・プレス2連発

遠藤が次のさいたまSA大会での再会マッチを約束


 今度は田中が場外にテーブルを設置して、トップロープからスーパーフライを敢行するも、遠藤が剣山でカット。その後は激しいエルボー合戦から田中が後頭部にスライディングDを叩き込むも、遠藤はカウント2でクリア。遠藤は逆襲のトーチャーラックボム、シューティングスター・プレスを繰り出すも、田中がかわし自爆。25分過ぎ、田中のジャーマン、エルボーをしのいだ遠藤はパッケージ式のカナディアン・デストロイヤーからシューティングスター・プレス2連発を繰り出して、悲願の3カウントを奪取。自身、11カ月ぶり2度目の無差別級王座戴冠に成功した。

 潔く、負けを認めた田中は自らベルトを遠藤に手渡し、両者はガッチリ握手を交わした。退場する田中に対して、遠藤は「田中さん! アンタは自分の団体でもないのに、ベルトの価値を高めるって言ってくれた。アンタが言ってくれたように、さいたまSAが開催できるまで、俺は防衛し続ける。そのとき、立場が違うけど、俺があなたの対角に立てるよう楽しみにしてる」と投げかけ、立場を変えての再会マッチ実現を口にした。

 そして、遠藤は「誰でもいい。今このベルトに挑戦しようというヤツいたら出てこい。次の挑戦者だけじゃなく、全員に言っとく。田中将斗を倒した俺は強いぞ。このベルトに挑戦するヤツら、それを頭に入れて来い!」と胸を張った。