【インタビュー】武部柚那が見つめる先にあるもの。
――あの日の解散発表で、武部さんは新しくユニットを組んで活動していくと発表されました。
チャンスをいただいて、今しかできないことですし、挑戦することに意味があると思ったので決めました。E-girlsとしてデビューしてから、歌って踊るということを自分の強みにできたらいいなと思って活動してきました。それを最大限に生かせたらいいなと思っています。
――ユニットを組むのは、オランダ出身の世界的なDJで音楽プロデューサーのAFROJACKが世界8都市で開催したオーディションの合格者。どんなユニットになりそうですか?
全員で歌って踊ります。メンバーそれぞれ強みがありますし、それがぎゅっと詰まって、想像できないぐらい見たことがないグループになりそうです。
――新ユニットのことが明かされてから、まだ3カ月と少し。E-girlsもまだラストツアーの最中ですが、準備は始まっているのですか?
はい、去年からオランダに行って、一緒にやって行くメンバーと合宿し、トレーニングなどをしています。これからユニットをやっていくために、お互いの性格や感覚とかを認識したり、コミュニケーションをとることが大事だと思っているので、まずは一緒にいるところからです。日本にいても連絡は取り合っています。
――コミュニケーションに使うのは英語?
オランダに住んでいる子のなかに日本の子もいるのですが、みんな英語とオランダ語ができますね。私も……頑張らないといけないです(笑)。
――新ユニットでは武部さんが他のメンバーを引っ張っていくのですか。
……引っ張っていける存在になれたらと思います。ユニットでは同い年の子もいるのですが私が最年長になります。みんな大人っぽいので、全然年下だと思えないです(笑)。E-girlsでいろいろな経験をさせていただいるので、それを生かし、みんなで共有しながら進められたらいいなと思います。
それと、自分で表現することも好きなので、プロデュースというか、全体を見て演出を考えたりすることや他にも自分にできることがあれば、そういった部分でもどんどん発信していけたらなと思っています。
――E-girlsでの経験があるからこそ、新ユニットに進めるのですね。現在、ラストツアーの最中ですが……。
リハーサルやライブをするなかで、みんなで言っているのですが、私たち最強のE-girlsだよねって。解散発表をしたからこそ、いろんな意見を出して、お互いのことをもっとさらけ出せるようになった気がします。ライブやパフォーマンスを見ていただけたらより結束力が深まっていると思います。
――ステージに立つたびにカウントダウン、そして新しいスタートに近づいていきます。
11人の新体制になってからは、今のメンバーが揃わなかったらできていないグループだったと思っています。だから今は、みんなで何年後、何十年後になっても会おうねって。ずっと一緒にやってきたからこそ、なにかあったときに傍にいてほしい人たちだなと感じています。だから、これからも応援していただけるように、新しいユニットでも精一杯頑張ろうと思っています。
(聞き手・酒井紫野)