伊藤沙莉「見られちゃまずい顔、出ないように……」ビッケ役で初めての公開アフレコ
作品については「すごく勇気をもらえる作品だし、心からビッケを応援したくなる」。そのうえで「いろんなことに置き換えられるお話だと思います。“まだ早い”とか“まだそこまでじゃない”とか(人から)自分を決めつけられると、もがいたり、がんじがらめになっちゃりすると思う。そこを解き放って成長につながる、温かい話」。
自身が三きょうだいの末っ子。「いつまでも子どもだと思われている。自分はもう少し成長しているのに……みたいなもどかしさというのは、ビッケに共通するものがあった」と、ビッケとの共通点もあるようだった。
兄は、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介。反応について聞かれると、「え、また声をやるの? 吹き替えるねぇーっ!て。変なのって思って、早く寝ろっていいました」と、笑った。
ドラマやアニメなど出演作品が続々と放映されている。先日は、ギャラクシー賞を受賞。第29回日本映画批評家大賞では助演女優賞を受賞している。活躍の場が広がっている。「頑張っていれば、誰かが観ていてくれるんだなと実感した。。ここからが勝負、もっともっと頑張っていきたいと思う」。
「やったことないことができるというのが楽しい」と、伊藤。「自分が想像つかなかったり、自分には来ないだろうと思っていた役が舞い込んでくる瞬間はすごくうれしい。いろんな人たちの頭の中にある伊藤沙莉の違った一面を何かの役で表現さえせていただけたら」と意気込んでいた。