「BEYOND コロナ」のエンターテインメントに求められるパラダイムシフトとは
ミニチュアのテーマパークとして話題を呼んでいるSMALL WORLDS TOKYOを手掛ける、株式会社SMALL WORLDS代表取締役の近藤正拡氏は「エンターテインメントは、コロナ対策にしっかりお金をかけなければいけない時代になった。それだけ、価値を高く評価してもらわないと、日本のエンターテインメントはますます厳しくなる。このような中でも、SMALL WORLDS TOKYOは、さまざまなクリエイターさんが集まってくれているのだが、コロナ対策をしっかり行っているプラットフォームと認識していただいているからという理由があるようだ」と、感染防止策を念頭にした展開の重要性を語った。
バーチャルサイクリングアプリ「ZWIFT(ズイフト)」の日本展開を手掛ける渡辺俊太郎氏(日本写真判定株式会社代表取締役社長、公益財団法人日本自転車競技連盟常務理事)が「もとはマウンテンバイクに乗る人が気軽に世界中の人と競いながら練習できるようにと生まれたサービスだが、コロナの影響による自転車人気もあり、とても注目されている」と、話すと、エンターテインメント事業のデジタルシフトをサポートする株式会社OEN代表取締役社長・藤井琢倫氏も、自社が手掛けたオンラインでの格闘技イベントやファッションショー、音楽ライブを紹介しながら「スポーツの大会やライブなど、これまでのように多数の観客を集める形ではしばらく開催できないと思う。それでもポジティブに、オンラインだからこその楽しみ方を感じてもらえるようなイベントを開催しながら、そのイベントに向けて頑張ってきた選手やアーティストの思いを実現できる場を作ることができれば」とリアルとバーチャルを融合させた、次世代のエンターテインメントの可能性を語った。
この日のトークの様子は7月4日と11日に2週連続でTOKYO FM 「JAPAN MOVE UP!」でも放送。