［インタビュー］荒川良々 × 黒島結菜　全世界を震撼させたあのジャパニーズホラーがシリーズ初のドラマ化『呪怨：呪いの家』

イッキ見するかジワジワ見るか

　あの呪いの家と、昭和史に爪痕を残す陰惨な事件をつなぐ不気味な気配の正体は…。

荒川「もちろん台本を読んで内容は分かっていましたが、自分が関わっていないシーンも多かったので完成した作品を見て、こういうことだったのかと改めて気づいたことも多かったです。気づくと夢中で見ていました。ドラマだから時間も映画より短くて、いいところで“え、もう終わり？”って。で、あの不気味な沼の映像と歌が流れるエンディングになる（笑）。毎回、もう1話終わっちゃった、という感じでした。自分が出ている作品なのに、気になって次から次へと続きを見てしまいましたね。１回見たら最後まで止まらない人も多いと思います」

黒島「私も6話全部を一気に見てしまいました。自分が知らない場面も多かったので、今回はいつもより客観的に見ることができました。けっこうヘビーなシーンも多かったですけど、嫉妬とか恨みとか、人間の怖い部分が凝縮されたドラマだなと思いました。じわじわと人間の怖さを思い知らされるような。でも見終わってもまだ、この先も続くような気がして…（笑）」

　最後に、本作をより楽しむためのアドバイスを！

荒川「夏ですから、あえてクーラーをつけずにジメっとしたところで見る、というのもいいかもしれません。何かがまとわりつく嫌な感じが、よりリアルになると思います」

黒島「ホラーが苦手な人もいると思うのですが、これまでの呪怨とはまた違う見ごたえがあるので、ぜひお家で、ホラーが苦手な人は家族や友達と一緒に、見ていただければうれしいです」

　物語のように“呪い”が自分の家に伝染しないことを祈りつつ…背筋も凍るおうち時間を楽しんでみては。

（TOKYO HEADLINE・秋吉布由子）