5年でダニ・カビの温床に!?意外と知らない枕の衛生状態

「ブレインスリープピロー」の中材はシャワーで丸洗いが可能だという
 毎日使っている枕に、それだけのダニやカビが繁殖しているのは衝撃的ですね……。

道端「枕カバーは定期的に洗っていても、中材まで洗濯機で洗うことはなかなか難しいですよね。一般的には枕の手入れとして天日干しをする方が多いと思いますが、表面にいるダニやカビに効果がある程度で、特に羽毛の内部に繁殖しているダニやカビには効果がありません。やはり中材を丸ごと洗えたほうが衛生的なのです。

 私どもでは開発の段階から睡眠環境や衛生を整えることが重要だと考え、常に清潔な状態を保って睡眠の質を高められる枕として『ブレインスリープピロー』を商品化しました。枕などの寝具にはさまざまな素材がありますが、一般的な素材ではどうしてもダニやカビ、細かい繊維などのハウスダストが発生しますし、丸ごと洗えるわけではありません。家屋の中でも寝室は一番ハウスダストが溜まりやすい場所で、その原因のひとつが寝具でもあります。ハウスダストの発生を抑えて衛生的でありながら、睡眠の質を高められる理にかなった枕という点は、新しいBenefit(ベネフィット=ためになる)につながるのではないかと考えています」

 「ブレインスリープピロー」の具体的なお手入れ方法やその頻度を教えてください。

道端「多ければ一週間に一度、難しい場合は月に一度程度、40〜50℃の温度のシャワーで洗い流してください。丸洗いすることでダニやカビが洗い流され、水よりもお湯のほうが汚れが落ちやすいです。もうひとつ、私どもの枕は使用から一週間程度で、それぞれの頭の形にフィットして馴染んでくるので、枕が合わずに首が痛くなったり肩こりがひどい方にも最適です。

 そして長時間の使用をしたとしても、お湯を通すことで元の形状に復元されるという特性があります。汚れが落ちてきれいになることと、製品としてもリフレッシュされるので、どんなに長くても1カ月に一回は洗っていただくことをおすすめしています。特にカビは高温多湿ですと早ければ一週間で繁殖してしまうので、こまめに洗い流して清潔にしていただきたいですね。洗い流した後は15分程度立てかけて陰干ししすると、水分が切れて乾燥します。高温になりすぎるので、浴室乾燥機での乾燥は避けてください」

「気づいたら5年以上同じことも…本当の枕の使用期間とは?」に続く)