夏休み! 子供も大人も一緒に楽しめるアート展『おさなごころを、きみに』

ジュスティーヌ・エマール《Co(AI)xistence》2017年、ビデオインスタレーション(12分)with 森山未來 / オルタ(大阪大学石黒研究室、東京大学池上高志研究室) © Justine Emard / Adagp, Paris 2020
 大人たちが忘れてしまったクリエイティブな「おさなごころ」を思い起こし、メディアテクノロジーによる作品や映像を通して、子供と大人が一緒に楽しめる展覧会。触覚、身体、音と言葉、忘却、宇宙などをテーマとした空間を巡りながら、インタラクティブ体験、身体表現、音や文字による作品資料や映像上映、東京都現代美術館のコレクション展示を体験できる。

 同館コレクション作品や高精細8K映像による導入展示に続くのは、ゆるやかに重なる4つの空間。「触覚」では視覚の比重が大きかった美術表現に対して、触覚の面白さや重要性を思い起こさせる展示を行い、「身体、音と言葉」では書籍や文字による表現、体を動かして参加する作品で身体表現を追体験する。「忘却」では歴史的資料や新作など、新旧のメディアを通して、私たちの記憶やイメージを再考し、「銀河」ではクリエイティブなイマジネーションとともに生まれかわるために、宇宙の広がりを想像する。来館者は作品表現をこまやかに鑑賞し、身体を動かして作品の一部になったり、記念写真を撮ったり宇宙に触れたりしながら、空間をめぐり、「忘却」「銀河」の空間を抜けると、まるで生まれかわるように展示空間を再び回遊することができる。

 自分の中で大人と子供の視点を行き来する感覚も楽しもう。
『おさなごころを、きみに』
【会場・会期】東京都現代美術館 開催中~9月27日(日)
【時間】10~18時(展示室入場は閉館の30分前まで)
【休】月曜(8/10、9/21は開館)、8月11日、9月23日
【料金】一般1300円、大学生・専門学校生・65歳以上1000円、中高生800円 、小学生以下無料
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【交通】地下鉄 清澄白河駅B2出口より徒歩9分
【URL】https://www.mot-art-museum.jp/