夏休み、親子でバディゴー!『劇場版ウルトラマンタイガ』主演・井上祐貴インタビュー

 新世代のウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンタイガ』がいよいよスクリーンでクライマックスを迎える! 歴代ウルトラマンたちの中でも屈指の人気を誇るウルトラマンタロウ。その遺伝子と使命を受け継ぐ息子ウルトラマンタイガを務めた主演・井上祐貴が歴代ウルトラマンたちとの絆を語る!
井上祐貴(撮影・蔦野裕)
「まだ自分の中には“タイガ”が残っていますね(笑)」とさわやかな笑顔の井上祐貴。半年にわたり、タイガ、タイタス、フーマを宿す主人公・工藤ヒロユキを演じ、幅広世代に人気を博す注目株。

「半年の撮影の中で、ウルトラマンシリーズそのものに対しても、ウルトラマンタイガという作品に対しても愛情がどんどん増していきました。特撮が、どれほど手をかけて作られているのかということも、撮影が始まってから現場を通して知りました。現場では、スタッフの皆さんの情熱がひしひし伝わってくるので、僕らももっと頑張らないと、と常に思っていました。とくに今度の劇場版は歴代のウルトラマンが大集合するので、スタッフの皆さんも本当に大変だったと思います」

 ウルトラマンタロウと、その息子ウルトラマンタイガの親子の葛藤が描かれる物語は“タロウ世代”の大人ファンも引き付けた。

「“タロウの息子”という設定がどれほど大きいものなのか、最初に知ったのはタイガをやると両親に伝えたときでした。タイガってタロウの息子らしいよと言ったら、すごいテンションが上がって、ということは“父”の“孫”か!?って(笑)。その後、イベントなどが開催されると、タロウ世代と思われる方々が多く見に来てくださっていたりして、そういうところから、“あの”ウルトラマンタロウの息子を演じるということの重大さを、実感しました。それによって大きなプレッシャーや責任感も感じたのですが、最初に市野龍一監督から“ヒロユキやタイガと一緒に成長していってほしい。そして最後に、見ていてくださった方々からヒロユキたちも成長したなあと思ってもらえればいいね”というお話をしていただいたんです。そのおかげで変に力むことなく挑むことができたと思います」
1 2 3>>>