江川優生がK-1王者& MVPとしての強烈なプライドを激白【K-1大阪】

この日は2分間のミット打ちを行った

椿原については「戦うことになる選手だと思っていた」


 ただ試合という確たる目標がない中で、試合よりきついといわれるPOWER OF DREAMの練習をしていたことについては「目標なしにひたすらきつい練習をやり続けるのはやはりきつかった。試合が決まりそうと聞いたときにはモチベーションが上がりましたけど、それまでは"何のために頑張っているんだろう?”という気持ちは内心ありました。でもこうやって試合が組まれてとてもうれしく思ってます」と欠場期間で精神的にも一回りの成長を遂げたよう。

 対戦相手の椿原は格上の選手との対戦で高い勝率を誇る"下克上ファイター"なのだが、江川は「そういうところを持った選手なので簡単な相手ではないと思っている。自分のほうが上だが、そういうことはあまり考えず、自分も食われないようにという気持ちで戦っていこうと思っている。Krushで解説をしている時に(椿原の)試合を見ていて、その時から自分と戦うことになったらこうやって戦おうと頭の中で考えていた選手。階級を上げたと聞いたときに戦うことになる選手だと思っていた」と油断はない。対策も「頭の中ではできている」という。もっとも「こんなに早く対戦することになるとは思わなかった」とも付け加えた。また江川は昨年のトーナメントでフェザー級の常連外国人選手も軒並み倒してしまい、新型コロナで外国人選手の参戦がままならないなか、椿原がかつて江川を破った桝本翔也をKOで破り、上がってきたことについて「椿原選手が自分に勝った選手にああいう勝ち方をして上がってきてくれたことをうれしく思っている。そこに感謝して全力で倒しに行く」と語った。