『麒麟がくる 』新たな出演者発表！　初大河の坂東玉三郎、美しい帝役に「大変緊張」

　この日発表されたのは、「京～伏魔殿編」から登場するメンバー。

　美しき帝、正親町（おおまち）天皇を演じるのは坂東玉三郎。意外にも、本作が大河ドラマ初出演となる。坂東は「大河ドラマの映像の中に出演させていただくのは初めてなので大変緊張しております。 出演者の皆様は映像に慣れている方々なので、その中で私がどんな役作りができるのかと言うことを今考えている最中でございます。 一生懸命務めさせていただきます」と意気込んでいる。

　陣内孝則は、堺の豪商で当代一の茶人の今井宗久として出演。初回放送をいち視聴者として見ていたといい「今まで重厚な墨絵の世界だった大河が、総天然色のワクワクする新時代の大河に生まれ変わったというか、主演の長谷川さんを中心に、魅力的 なキャストの皆さんがそれぞれのキャラクターをユニークにセクシーに 実に生き生きと演じていて「チクショウ！…俺も参加したかったなあ…。」 というのが正直な感想でした。まさかその数日後に今井宗久の役でオファーが来るとはうれしい限りです」と大喜び。そのうえで、「今井宗久という人は、近江源氏佐々木氏の末裔らしいので…30年前、私 がした「大平記」の佐々木道誉に繋がるそうで…なにか強いご縁を感じました。茶人、文化人であり武器商人であったという戦国時代をブロ デュースした一人として印象的に演じられたらと願っております」。

　片岡鶴太郎は、幕府政所頭人で室町幕府の執務を取り仕切る摂津晴門。光秀とは、幕府のありようをめぐって、ことあるごとに対立するという役どころに、「出演者の中でも、一番の悪役と聞いており、 裏で画策する摂津晴門。この企てるたくらみの眼をご覧くださいませ 」と含みを持たせる。

『軍師官兵衛』で明智光秀を演じた春風亭小朝は党恕法親王で出演。 「本物の光秀と共演するのを楽しみにしております。今回は玉三郎丈が演じる帝の弟という役です。なぜ僕があんなに美しい方と兄弟なのか不思議に思っておりましたが台本を読んで納得しました。その謎はドラ マを御覧になればわかりますので、優しい眼差しでご視聴下さい」と、コメントを寄せている。

　そのほか発表されたのは、吉田鋼太郎演じる松永久秀と対立する筒井順慶に駿河太郎、二条晴良に小藪千豊、 ユースケ・サンタマリア演じる朝倉義景のいとこ朝倉景鏡に手塚とおる、信長の妹のお市に井本彩花、お市の夫の浅井長政に金井浩人、足利義栄に一ノ瀬颯。

　落合将制作統括は「後半戦の『麒麟がくる』は、大ベテラン、中堅、若手の個性豊かな新キャストに支えていただきます。 描かれるのは、光秀と信長がとびこむ京の本格的な政界です。 そこには老若男女様々な魑魅魍魎（ちみもうりょう）たちが跋扈（ばっこ）し、従来の室町幕府を守ろうと政治力で光秀たちに挑んできます。 戦国時代を室町幕崩壊という新たな視点で描く大河ドラマ『麒麟がくる』。ついに物語はクライマックスに突入します！　 新キャストの重厚な前技に囲まれた長谷川さん演じる光秀が、いかに困難を乗り越え、時を探し求めていくのか、どうぞご期待ください！！」と熱っぽく語っている。