猿田洋祐vs内藤のび太の元ストロー級王者同士の対戦が実現【Road to ONE】

猿田洋祐

猿田「勝って日本のストロー級ナンバーワンとしてパシオン選手に挑みたい」


 2人はともに修斗のストロー級で活躍。内藤が第5代、猿田が第7代の世界王者となっている。

 猿田は「ただのOne Championshipのワンマッチではない。自分が修斗で戦っていた時、4年前にフライ級からストロー級に落としたきっかけに“のび太選手と戦うため”という理由もあったのでこのカードが決まってうれしく思う。ONEで日本人対決はなかなか難しいと思っていたが、コロナの影響で、海外で試合ができない状況になったからこそ実現したカードだと思っている。のび太選手に勝つことで(ジョシュア・)パシオン選手の挑戦権を獲得できると思うので、しっかり勝って、壁を越えて、日本のストロー級ナンバーワンとしてパシオン選手に挑みたい」と修斗での歴史も踏まえ、内藤越えと再度のONE世界王座の獲得へ意欲を見せた。

 対する内藤は「こんな状況の中、自分にオファーをいただけてありがとうございます。自分よりランキングが上の選手と戦えて光栄に思っている。その期待に応えられるような試合ができればと思う」と話した。

 内藤の印象については猿田は「フライ級ではなかなかタイトルに近づくことができなかった時に内藤選手を見て“すごい選手がいるな”と思った。負けなしでチャンピオンまで駆け上がって、ONEでも活躍している。自分は勝ち負けを繰り返して上がってきたので羨ましい気持ちがあった。この選手に勝つことで、自分が今までやってきたことが(間違っていなかったと)証明できるというか、救われるという気持ちがあったので、ずっと戦いたいと思っていた」と話す。そして内藤の試合について「いつも自分から苦しい展開に持っていって、相手を削って最後はフィニッシュしたりドミネイトして勝利につなげるという気持ちの強い選手だと思っている」としたうえで「今回は戦略的な部分は言えないが、うまく戦おうとは思っていない。のび太選手と同じようなきつい試合をして、逆にのび太選手を疲弊させて、自分がパウンドアウトして勝とうと思う」とKO決着を予告した。