実質的な次期挑戦者決定戦もあくまで自然体。内藤のび太「取りあえずこの試合」【Road to ONE】

猿田はパウンドアウトでのKOを予告

　猿田は会見で「戦略的な部分は言えない」としながらも「自分がパウンドアウトして勝とうと思う」とKO決着を予告。これに内藤は「全局面で多分、極めに来たり、殴ってKOを狙いに来たりという感じで来ると思う。僕が猿田選手にどこまで行けるのかというところ。今までとは違う感じになると思う。それはお互いに」と試合展開を予想した。

　猿田は内藤を破ったうえで、王者パシオンへの挑戦を視野に入れるが、内藤は「この状況なので、取りあえず今回の試合でどこまでできるのか、あるいはできないのか。取りあえずこの試合ですね」と対照的な答え。

　再度「勝ってベルトを狙うという気持ちは？」と聞くと「月並みになってしまうんですけど、まずはこの試合です」などと最後までマイペースは崩さず。

　会見では動の猿田に静の内藤という趣だったが、果たしてどのような試合になるのか？

　なお、この日の会見に参加していたONEの中継では解説を務める大沢ケンジ氏は「この階級に関していえば世界一を決めているのはONEといって間違いない。勝ったほうがタイトルに挑戦することになるのではと思う。実力は拮抗している」とこの試合を位置付けた。世界の軽量級の今後を占う、必見のカードといえる。