「KING OF DDT」で優勝した遠藤哲哉が改めてケニー・オメガとの防衛戦を熱望【DDT】

決勝はシューティングスター・プレスでフィニッシュ

決勝ではダムハーツの同志T-Hawkを撃破


 くしくも、ダムネーションとストロングハーツの業務提携軍「ダムハーツ」勢同士の激突となったが、リングに上がれば関係なし。T-Hawkが強烈なチョップの連打を胸板にたたき込めば、遠藤はスピードと跳躍力で対抗。15分過ぎ、遠藤が雪崩式フランケンシュタイナー、ラリアットを決めれば、T-HawkはBTボム、ナイトライドを繰り出すもカウントは2。遠藤はカナディアン・デストロイヤーで逆襲。オーバーヘッドキック、そしてリストクラッチ式の変型片翼の天使を繰り出すも、フォールは奪えず。ならばと、最終兵器のシューティングスター・プレスを見舞って3カウントを奪取した。

 3年ぶり2度目の優勝を飾った遠藤は大田区総合体育館で行われる無差別級王座戦の挑戦者を指名する権利を得たが、7月23日の後楽園大会同様「俺が挑戦相手に指名したいのはケニー・オメガただ一人」とアピール。

 これを受け、今林久弥アシスタントプロデューサーは「今のコロナウイルス感染拡大の状況で、ケニー選手を米国から呼ぶのは非常に難しいと思われます。正直、可能性はだいぶ低いです。交渉はしてみますが、ダメだった場合、別の選択肢も考えておいてください」と説明。遠藤は「相変わらず無責任だな。俺自身、可能性が低いってもちろん分かっている。それを承知で先月、後楽園で宣言したんだ。もしダメだった場合、サプライズも考えておくよ」と発言。続けて、遠藤は「俺は自分の発言したことは必ず実行する。有言実行。11月3日、大田区総合体育館、一筋の望みにかけてケニーを指名する。そして大田区総合体育館の最後のリングに立っているのはこの俺、遠藤哲哉だ!」と叫んで、リングを降りた。