「稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの美しさはまさに芸術品」手塚治虫の禁断の世界に挑む2人を監督絶賛

©2019『ばるぼら』製作委員会
 11月公開の映画『ばるぼら』に出演する稲垣吾郎、二階堂ふみと、手塚眞監督のコメントが公開された。

 原作は、手塚治虫が芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、さまざまなタブーに挑戦した大人向け同名漫画。監督は手塚治虫の実子であり『白痴』(ヴェネチア国際映画祭 デジタルアワード受賞)などで評価を得ている手塚眞監督が、ウォン・カーウァイ監督作品などの映像美で知られるクリストファー・ドイルを撮影監督に招き、映画化不可能と言われた世界観を描き上げる。

 異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を演じる稲垣吾郎は「都会の吹き溜まりに真実は潜んでいる。あらがえない輪廻転生の中に自分の人生もまるごと引きずりこまれていく。そんな思いと共に今も僕の中にばるぼらが生きています。手塚眞監督、スタッフの皆さん、そして役を共に生き抜いてくださった二階堂ふみさんをはじめとしたキャストの皆さんにも心から感謝しています」、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを演じる二階堂ふみは「曇天の新宿を、稲垣さん演じる美倉洋介と走り続けました。湿ってて、汚れてて、それでも愛おしさを感じてしまう人間の感情に埋れながらも、美倉先生はひたすら貪欲にそれらを追い続けておりました。雑踏の中、希望を示してくださり、助けて頂き、感謝しかありません。」とコメント。

手塚監督も「稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの美しさはまさに芸術品」と2人を絶賛し「愛と狂気についての映画ですから、理屈も言葉も超えて、陶酔の世界を堪能していただければうれしいです」とコメントを寄せている。

 映画『ばるぼら』は11月20日より公開。
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