３万超の金魚がお出迎え　東京を艶っぽく彩る「アートアクアリウム美術館」

　「神秘」のエリアは大型の作品が並ぶ。江戸の花街とは異なる雰囲気の地球を表現した「アースアクアリウム・ジャポニズム」、そして専用施設であることをフル活用した新作の「金魚の社（やしろ）」だ。「金魚の社」は太さの異なる円柱のなかを、金魚たちが泳ぐ。柱は演出によって色を変え、作品の上の大きなスクリーンにはどこか神々しい金魚の映像が映し出され、作品と連動する。この映像は季節ごとに変わるという。少し遠くから眺めたり、柱の間を歩いてみたり、さらには2階から見下ろしても、楽しめる。

　館内には、老松が描かれた舞台で上演される伝統芸能のパフォーミングアーツを楽しめる水戯庵ラウンジ、カフェラウンジ「華魚繚乱」、さまざまな金魚グッズを取り揃えたお土産エリアも用意されている。

「アートアクアリウム美術館」は10～22時。年中無休。便利な時間を見つけて、何度も訪れたいスポットだ。