三井不動産「薬の町」からイノベーション創出へ
三井不動産とライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は7日、周辺に製薬企業などが数多く集まる大阪・道修町の近くに、医療や製薬などライフサイエンス分野の企業関係者や研究者のための交流拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設した。ライフサイエンス領域での「コミュニティの構築」「場の整備」「資金の提供」を通じ、オープンイノベーションを促進していく。同様の拠点を東京・日本橋でも展開しており、今後は東西の拠点を連携させ、大阪と東京のイベントを双方向で繋いだり、情報をリアルタイムで共有する事によりライフサイエンス業界全体の活性化を狙っていく。
新拠点は大阪市中央区のオフィスビル内にあり、延べ床面積は約1000平方メートル。カンファレンスルームやコミュニケーションラウンジ、ベンチャー企業向けの貸しオフィスなどを備えている。
記者会見で三井不動産 植田俊・取締役常務執行役員は、「大阪の道修町と東京の日本橋、双方の『くすりの町』を繋げる事で、イノベーション創出に貢献していきたい」と意気込みを語った。