BALLISTIK BOYZ がエネルギッシュなライブで存在感「EXILE魂を持ってステージに立っている」



 この日のテーマは「GET HYPED」。盛り上がる、興奮するを意味する言葉通りに、ライブは冒頭からラストまでの約2時間、モニターのこちら側でも反対側でも、テンションは跳ね上がり続けた。

 スタートは、BALLISTIK BOYZが存在意義と、前に突き進んでいく姿にオーバーラップする「ANTI-HERO’S」。そして、ヒップホップ色が強い「BADDEST FIRE」「Most Wanted」と、さらに勢いをつける。弟分である8人組のPSYCHIC FEVERも登場し、15人でパフォーマンス。「Front Burner」「44RAIDERS」とエネルギッシュな楽曲で押しまくる。デビュー以来、いや、それ以前から走り続けている彼らの姿を反映するようなセットリストだ。
 
 DJタイムや、ダンスソロ、ラップなどメンバーそれぞれのストロングポイントで魅せるパートも。また、メンバー全員がマイクを持ってパフォーマンスする彼ららしく、ラップチームとボーカルチーム分かれて展開するなど、LDHに所属する他のグループのライブでは見られないセクションは新鮮だ。

 最新曲の「SUMMER HYPE」ではファンのTikTok投稿動画とコラボしてパフォーマンス。ゆったりとした横揺れのチルなグルーヴが心地よいサマーソングに、去り行く夏への想いを馳せた。

 そこから雰囲気は一転して、楽曲は「テンハネ -1000%-」。華やかなレーザー演出を駆使した演出で、彼らの特技の1つであるアクロバットもさく裂。「Blast Off」「Make U a believer」をパフォーマンスした。

 PSYCHIC FEVERのパフォーマンスコーナーを挟んで始まったのは、先輩グループの楽曲のメドレー。前半はEXILEの楽曲で「THE NEXT DOOR」(2009年)、「Touch The Sky」(2007年)、「FIREWORKS」(2009年)、後半はDOBERMAN INFINITYの「DO PARTY」(2017年)、「SAY YEAH!!」(2015年)と続けると、文字通りパーティ的な盛り上がりになった。

 終盤MCでは奥田力也が「僕とまっさん(砂田将宏)、(深堀)未来は小学生のころにEXILEさんのツアーで『FIREWORKS』のバックダンサーとして踊ったことがあります。そんな曲をBALLISTIK BOYZとしてパフォーマンスできることが不思議だし、いまだに信じられない」とポツリ。

 日髙竜太は「先輩方に夢をもらい、背中を追いかけ続けてきた僕たちなので、そんな憧れの方々の楽曲をカバーできるのは感慨深くうれしいこと。先輩方が築き上げたものを受け継ぎ、今までのEXILE TRIBEにはない自分たちなりの新しいエンターテインメントとして届けていきたい。みんなEXILE魂を持ってこのステージに立っています」と、熱っぽく語った。