MIYAVI、堀潤らが提言「アーティストも子供たちも、みんながともにSDGsを考える場を」



 子供たちにも社会や政治に対する関心を持ち、考える力を身に着けてほしい、と語るパネラーたち。BEYOND 2020 NEXT FORUM 代表幹事の一木広治氏が「子供たちもSDGsの議論に参加できるような場、ピースコミュニケーションを可視化する場として、“ ピースコミニュケーションセンター”を、とある場所に作ろうというアイデアがあります」と、株式会社SMALL WORLDS代表取締役・近藤正拡氏を紹介。ミニチュアのテーマパークsmall worlds TOKYOを運営する近藤氏は「もともとこのテーマパークは子供が議論し提言したアイデアをもとに街を作るという、堀貞一郎さんの発想から始まったもの。ミニチュアなので失敗しても作り直せばいいので、ぜひ子供たちやクリエイターが自分の発想を可視化する場として活用していただければ」。
 するとMIYAVIは「オンラインで全国の子供たちがつながって、ミニチュア国連を作ってみては」、星野氏は「実は私が日本で模擬国連を始めたのですが、このようにリアルとバーチャルを組み合わせればさらに子供たちのイマジネーションが広がるのでは」と期待。中山氏は「国連本部の支部のような機能を日本に誘致できればと長年考えているのですが、そのキックオフとして作るのもよいのでは」。宮城氏は「SDGsの各目標が実現した街づくりや、逆に経済だけを追求した街作りをしたらどうなるかといった実験をするのも面白いのでは」とパネラーたちは次々と期待やアイデアを語り合った。

 この日のイベントは外務省の後援により、NY国連総会に合わせて実施。イベントの様子は公式YouTubeチャンネルにて生配信。TOKYO FM JAPAN MOVEUP!にて9月26日、10月3日に放送される。
この日の登壇者は
中山泰秀(防衛副大臣兼内閣府副大臣)
MIYAVI(アーティスト、UNHCR国連難民高等弁務官事務所親善大使)
宮城隆之(PwCコンサルティング合同会社パートナー)
星野俊也(大阪大学教授、前国連大使)
近藤正拡(株式会社SMALL WORLDS代表取締役)
一木広治(BEYOND 2020 NEXT FORUM代表幹事)
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