女性28歳「人の名前が覚えられません」【黒田勇樹のHP人生相談 122人目】

【黒田勇樹】「繰り返す」と「関連付ける」。それでもダメなら「覚えられない」ということを公言しましょう

　ご相談ありがとうございます！

　実は！

　僕も！

　人の名前が！

　覚えられません！

　なので、参考になるかは非常に不安なのですが、一応相談者さんより10年長く38年、日本社会で生活できているので、取っている対策とか気をつけていることをお伝えしようと思います。

　まず「“覚えられない”ということを、公言する」こと。

　なんなら僕は、左右もわからないので、新しい現場では必ず、雑談の最中にチャンスを見つけては(※これ、超大事　“自分の言いたいタイミングじゃなくて、偶然訪れた言いやすい自然なタイミングで言うこと”)「俺、人の名前は覚えられないし、左右とかも咄嗟に言われてもわかんないんですよね(笑)」と、ハードルを下げておく。

　これは、長期に関わる仕事場やコミュニティでは、段々「ドラえもんはネズミが苦手」の様に笑い話になっていくので根気強く続けていくべき作業です。

　さて、いきなり裏技から始めてしまいましたが、ここからは本当の“名前の覚え方対策”

「繰り返す」と「関連付ける」です。

　例えば「健さん」という人と知り合ったら、「けんさんてどんな字なんですか？」「健康のケンです」「健康そうですもんね！…じゃあ健やか(すこやか)さんて呼びます！」

　みたいに、何度も名前を呼ぶ状況を作り、更に見た目と名前が結びつく“パソコンのパスワードのヒント”みたいに関連するワードの様なあだ名を見つけておくと、思い出すきっかけが増えるので有効です。

　軽くイジるのは良いですが、見た目や人間性、人種や思想などを“ディス”るのはタブーなので気をつけて下さい。

　薄毛の「臼井(うすい)」さんが、最も警戒すべき人物です。

　エロそうな人を「ティッシュ」ってあだ名にして「てっちゃん」とか、福島出身の上品そうな人を「ままどおるさん」とか、何でもいいです。

「繰り返す」と「関連付ける」

　いきなり上手くできるワケはないので、何人かに嫌われることは覚悟しつつ、頭の体操にもなるので、是非、試してみて下さい！