網膜剥離乗り越えた玖村修平が1年ぶりの復帰戦でKO勝ち【Krush.117】

森坂(左)のバックブローが炸裂(撮影・蔦野裕)

森坂がバックブローでダウン奪い判定勝ち


 1回戦第2試合は森坂陸(エスジム)と山浦力也(北斗会館浅科道場)が対戦。

 森坂は「KHAOS」で実績を重ね、そのトリッキーな動きで強烈なインパクトを残すと、Krushでは強敵相手に印象的な試合を続け、徐々にランクアップを果たした。

 山浦は斗麗(WIZARDキックボクシングジム)の欠場で急きょトーナメントにエントリー。前日会見では「参戦が決まってから人生をかけて仕上げて来た」とトーナメントへの意気込みを語った。

 試合は序盤、森坂が手数と多彩な攻撃でペースを握るが、2Rに入ると山浦は徐々に森坂の動きに慣れ、森坂に右ロー、そして森坂のキックの打ち終わりにパンチを合わせていく。

 山浦は3R、ローでどんどん前に出るが、森坂もロー、回し蹴りで反撃。山浦は前に詰めパンチを放っていくが、森坂も打ち返し、ともに決定打がないままラウンドは終盤に。ラウンド終了間際、山浦は明確なポイントを取るべく、詰めてパンチの連打を放っていくが、パンチをかわしながら放った森坂の左バックブローが思わぬ角度から飛び出し、不意を突かれた山浦はダウン。再開と同時に試合終了のゴングが鳴った。

 判定は最後のダウンがものをいい3-0で森坂が勝利を収めた。

 1回戦の第4試合は前日計量に知良(RBアカデミー)が減量による体調不良で参加できず、計量をクリアした新美貴士(名古屋JKファクトリー)が不戦勝となった。

 この日の結果を受け、11月27日に行われる「Krush.119」では「岡嶋形徒vs森坂陸」「玖村修平vs新美貴士」の準決勝2試合と決勝のワンデイトーナメントで王者が決まる。
セミでは横山朋哉(右)がダウンを奪ったうえで西京佑馬に判定勝ち(撮影・蔦野裕)
「Krush.117」(9月26日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 Krushフェザー級/3分3R
○水津空良(優弥道場)(判定3-0=30-25、30-25、30-25)しの(KSG)●

◆第1試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
●林 京平(湘南格闘クラブ)(3R1分31秒、KO)岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第2試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
○森坂 陸(エスジム)(判定3-0=30-28、30-28、30-27)山浦力也(北斗会館浅科道場)●

◆第3試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
○玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)(3R40秒、KO)秀樹(レンジャージム)●

◆ 第4試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
○新美貴士(名古屋JKファクトリー)(不戦勝)知良(RBアカデミー)●

◆第5試合 Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○小倉尚也(スクランブル渋谷)(2R2分56秒、KO)吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第6試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○山本直樹(優弥道場)(判定3-0=28-26、28-26、28-26)中島千博(POWER OF DREAM)●

◆第7試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○島野浩太朗(菅原道場)(1R1分32秒、KO)佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆セミファイナル(第8試合) Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)横山朋哉(リーブルロア)○

◆メインイベント(第9試合) Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)●
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