工藤晴香が音楽番組でナビゲーター!「アーティストさんの見たことがなかった部分に触れられる」
次世代ガールズバンドプロジェクト『バンドリ!』の氷川紗夜役などで声優として活躍する一方で、イラストレーターやデザイナーとしても才能を発揮。ミュージシャンとしても活躍し、今年3月にはソロデビューを果たしている。『Artist#18File』はそんな彼女の新しい挑戦だ。
さて、『Artist#18File』はどんな番組?
「アーティストさんに月替わりで来ていただくのですが、音楽に対する考えなどを深掘りしつつ……番組タイトルにある「#18」は十八番(おはこ)を意味しているんですけど、アーティストさんがカラオケに行って歌う曲をその場で披露していただきます。もちろん、ご自身の曲も歌っていただきます。そのなかでアーティストさんの見たことがなかった部分にも触れられる番組だと思います」
10月は工藤が自らアーティストとして登場している。ある意味、これから来るゲストの気持ちを味わっているのが……。
「めちゃくちゃ緊張しましたね。声のお仕事はずっとやってきていますので、ブースの空気感とかは分かるんですけど、今回は初めての挑戦。普段だったら目の前にスタッフさんがいて笑顔が見えたり、笑い声が聞こえたりするんですけど、ブースに一人っきりで、指示はヘッドホンから聞こえてきて……これでいいのかなって、結構笑っちゃってました」
緊張の要素はいろいろあるが、なかでも「自分のことを話すことにめちゃめちゃ緊張」したそう。
「初めて買ったCDはなんですかとか、小学校のころに好きだったアーティストの話は、すごい照れちゃった(笑)。今後いろんなアーティストさんが来ていただけると思うんですけど、きっと照れた表情も見られるのかなって思いますね」
ゲストにはどんなことを聞いてみたい?
「やっぱり音楽的なルーツとかは気になりますよね。あとは、ライブやパフォーマンスをする前にどうやって気持ちを作って挑んでいるのかってこと。トップアーティストのメンタルってすごい気になります」
もちろん歌唱パートも緊張の一因。特に、十八番の曲だ。
「自分の曲ではない曲を人の前で歌うって、すごい緊張します。カラオケに行っているんだったら友達や気心の知れた人たちがいるんでしょうけど、ブースに一人ぼっちの状態で歌うなんて、そんなの初めてですから」
工藤の十八番が何だったのかは見てのお楽しみとして、番組では先日リリースしたミニアルバム『POWER CHORD』からの楽曲を披露するという。最新作はどんなアルバム?
「前作の『KDHR』は自己紹介で、最新作はみんなが誰でも経験したことがあるような音楽の出会いとか喜びとかをぎゅぎゅっと詰め込んだ作品になっています。全編通してポジティブ色が強い作品になったなと思っています」
新型コロナウイルスの影響下で作られた作品。「未来が見えない不安だとか、今ある状況を乗り越えていこうというとき、大切なのはネガティブよりもポジティブだと思う。そういう時に、聞いている人たちの背中を押してあげたい、大丈夫だよって言ってあげたい」と、工藤はいう。
番組はすでにスタート。「これまではアーティストさんとはなかなかお会いする機会がなかったのですごい楽しみ。それこそ、子どものころカラオケで歌っていた、浜崎あゆみさんが来てくれたら……」と、期待を膨らませている。
『Artist#18File』は、TOKYO MXで毎週火曜21時54分~22時で放送中。再放送は毎週木曜25時~25時05分。動画配信サービス・エムキャスでも配信がある。
(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)